本ページにはプロモーションが含まれています

ウナとライオンって?

コインのトリビア

ウナとライオンのコインはとても人気がある、高価格で資産価値がある、という話を聞いたこと上がるかもしれません。

何のことでしょうか?

ウナとは、もともとは女性の名前です。ラテン語で「1」を意味するunusに由来しているとも言われています。または、アイルランドの言葉で子羊を意味する「uan」、あるいはスコットランドの言葉で、真実や美、統一性の化身という意味合いもあるようです。

16世紀のイギリスの詩人、エドマンド・スペンサーの「妖精の女王」に、登場する妖精の女王の名もウナ、となっています。

イギリスにおいて、女王のような女性、というイメージをするのにぴったりな名前が、ウナだったのかもしれません。

ライオンは、女王を守っていて、イングランドを表しています。

そして一方、イギリスの王立造幣局の公式主任であった、ウィリアム・ワイオンが、ヴィクトリア女王の治世開始を記念して1839年に5ポンド金貨として鋳造されたデザインが、最初のウナとライオンです。

By National Museum of American History – National Numismatic Collection, National Museum of American History, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38327774

ヴィクトリア女王のウナとライオンは、発行枚数も少なく大変希少であり、グレードにより1億円を超える値が付いたこともあります。

その後も、エリザベスⅡ世の治世時代においても、同じくウナとライオンのデザインが鋳造されています。

コインの世界だけでなく、物語や絵画においても、「ウナとライオン」をモチーフにしたものが、多く残されています。

By William Bell Scott – Art UK– image, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=40371348
By Briton Rivière – info – image, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=507430